私;『出庫して約4時間半で、ようやく仕事にありつけたよ。』
日曜日の夜とは言え、もう少し忙しいかと思っていた。
お客様;『年度末の街の様子は、どうですか?。』
私;『新型コロナ禍前でしたら、送別会等で多少は動きましたが。』
お客様;『本当に寂しくなったね。この町は。』
私;『そうですね。』
なんと、この仕事で本日はお仕舞いとなってしまった。
私;『暇ならば、早く店仕舞いしたいところだが、そうはいかぬ。』
リーマンショック起因によりIT業界を廃業。 その後は、失業、バイト生活を繰り返して、人生最悪の日々を過ごす。 そして、2013年春に50歳代後半で転職を決意。 しかも、50代後半での、我が人生初の客商売となるタクシードライバーへの転職。 その後、様々な出来事に直面する日々を悩みながら今日もハンドルを握る。
私;『出庫して約4時間半で、ようやく仕事にありつけたよ。』
私;『そんなに泥酔していないと思っていたのだがね。』
上司K;『昨夜に期間限定で仕事場までの行き帰りを定期利用されているお客様、対応はどうだった?。』
私;『始業前点呼を終えて車庫で、何もせずにいて何処かへ行ったのが?。』
お客様A;『大丈夫。この運転手さんは、この会社では一番良い。中には酷いのがいる。』
私;『タクシー運転手不足は、新型コロナ禍が理由だけではないと思えるがね。』
私;『へええ。ただの噂話かと思っていたが。』